新曲「HEROES」Ms.OOJAインタビューを公開!
Ms.OOJA待望の新曲「Heroes」が、4月11日(土)よりデジタル配信開始となりました!
今作は昨年のパ・リーグ盗塁王の埼玉西武ライオンズ・金子侑司(かねこゆうじ)選手の登場曲として書き下ろされた、強いメッセージが胸を打つミディアムナンバー。
金子選手のみならず聴く人すべての背中を押してくれる力強いエールのこもった応援歌です。
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また、配信開始に伴い、Ms.OOJAへのインタビューを敢行!制作秘話やこの楽曲に込められたメッセージを語ってもらいました。
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--新曲「ヒーローズ」ができるまでの話からお聞かせください。2019年7月20日、「埼玉西武ライオンズvsオリックス・バファローズ」(メットライフドーム)の試合前に国家独唱をされ、試合後にはスペシャルライブも行いました。まず、ライオンズ・金子侑司選手の登場曲としてご自身の「Footprint」を球場で聞いたときの心境はどうでしたか?
Ms.OOJA:大きな会場で聞けたので気持ちよかったです。野球好きの親戚が「テレビで流れてたよ」と教えてくれたり、ファンの方がアップした動画を見たりはしていたのですが、実際に、メットライフドームの雰囲気の中で、「Footprint」が流れたあとに金子選手が登場してくる様子を見たときは、華を添えているような感じが伝わってきました。
--スペシャルライブの様子はどうでした?
Ms.OOJA:当日は、お客さんがすごく盛り上がってくれました。あとで色んな方が撮っていた動画を見たら、スタジアムのお客さんがみんな「Footprint」を歌ってくれていて、「みんなの曲になっているな」と感じました。
--新曲『Heroes』は、金子選手から「オリジナルの登場曲を提供してほしい」とのオファーを受けたことで生まれたそうですね。
Ms.OOJA:実は、数年前にも一度、金子選手から登場曲のオファーを頂きました。そのときは、残念ながら、スケジュールなどもありお受けできませんでしたが、その後も金子選手が登場曲に「Footprint」を何年も使い続けてくれていました。そして、7月20日のときに、ようやく金子選手とお会いすることができたんです。
「Footprint」はすごく好きな曲です。ただ、「Footprint」はシングル収録曲でも、アルバムのリード曲でもないんですよね。その「Footprint」を金子選手が登場曲に使ってくれていることで、みんなが大事にしてくれていたのが、すごく嬉しかったです。改めて、金子選手からオファーを頂いたときに、「もう、やるしかない!」と思いました。
--オファーはいつあったのですか?
Ms.OOJA:ちょうど、今年の年明けに、金子選手が「明けましておめでとうございます」という投稿をInstagramにしたときに、私が「今年もよろしくお願いします」とコメントしました。その際に、「登場曲、作ってください」と言われ、「よし! すぐやろう」と思いました。
--完成した新曲『Heroes』についても教えてください。
Ms.OOJA:曲を作る前に、金子選手にお会いして、野球をやってきた経緯や、野球への向き合い方を聞きました。華麗な選手なのですが、色んな葛藤があり、悩んだ時期もたくさんあったことを知りました。その中で、金子選手が「野球は“ミスのスポーツ”だ」と言っていました。「上手い人でも3割で、10回のうちヒットを3回打てたらいい方」とも。
野球はうまくいくことの方が少なくて、葛藤もたくさんあるそうですが、とにかく自分との戦いで、「自分に勝つ」と言っていました。負けず嫌いで、自分にすごく厳しい人だと感じました。だからこそ、色んな形で結果を残しているのだと思うのですが、その話を聞きつつ、ファンの方が金子選手を見る目線を歌にしたいなと。金子選手自身の思いを、金子選手を見ているファンの方の目線で書きました。
ファンの方は「ここで打ってくれたら明日の仕事もうまく行くんじゃないかな」とか、「ダメだったらちょっと落ち込んじゃうな」とか、一喜一憂しながら金子選手を見て、一緒に戦っているのではと思って。ファンの方から感じた目線と、金子選手とお会いして感じた私の目線を、歌詞の中に入れたいなと思いました。
1番バッターで金子選手がメットライフドームに登場するときにサビの部分が流れる様子を想像し、ファンの方が一緒に歌っているイメージで作ったものです。
--『Heroes』というタイトルに込めた思いは?
Ms.OOJA:実は、歌の中では「ヒーロー」と言っているんですよ。ファンの人たちは金子選手を「ヒーロー」として見ているので。だけど、“実は見ている人もみんな「ヒーロー」なんだよ”、というメッセージを込めて、タイトルを複数形の『Heroes』にしました。
--制作中はどんな様子でしたか?
Ms.OOJA:制作中に、金子選手がスタジオに遊びに来てくれたんです。曲の土台が出来あがっていた状態で聞いてもらったのですが、すごく喜んでくれて、「バッチリ!」と言ってくれました。「この方向性で間違ってなかったな」と確信しましたね。
--実際に出来あがってみて、どうですか?
Ms.OOJA:「これはいいぞ」と思いながら作っていたのですが、完成したものを聞いても、すごくいい曲ができたと思います。昨日も、お風呂で聞きながら歌っていたのですが、登場曲というテーマで金子選手と一緒に作ったといえる曲です。昨年のメットライフドームでのライブがすごく気持ちよかったので、メットライフドームで早く歌いたいです。
--歌詞の中で、特に思いを込めた部分は?
Ms.OOJA:サビの中に「戦いは孤独なもの」というフレーズがあるのですが、まさに金子選手を表している言葉だなと思っています。金子選手は「自分自身との戦い」と言っていましたし。すべての人に当てはまることではあると思うのです。だからこそ、それぞれの願いをこめて「解き放てよヒーロー」と繋がって行きます。
--ご自身も、制作時などに孤独になったりすることはあるのですか?
Ms.OOJA:そうですね。それこそ、自分との戦いといいますか。浮かばないときはまったく何も浮かばないです。最近は誰かと一緒に制作することも多いのですが、1人で作っているときは孤独感を感じています。
--『Heroes』は、ご自身への応援歌という部分もあるのかもしれませんね。
Ms.OOJA:サビの始まりの部分に「追いかける夢はきっと この道照らす光」とあるのですが、まさに私もそうです。自分の夢でも、誰かの夢でも、一緒に追いかけられたら、すてきだなと思います。
--最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
Ms.OOJA:今、日常がままならない状態で、野球も、ライブも全部、なくなってしまっているのですが、その中でこの曲を発信することはすごく意味のあることだなと思っています。今この状態だからこそ新曲をみんなに届けることで、少しでも希望を持ってほしいし、収束して日常が戻ったときのことを想像しながら前向きに過ごしてほしいなと思います。